企業・WEB担当者がSNSを導入して活用するまでに抑えておきたい5つのポイント

2016.11.04 SNS活用
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こんにちは。初めまして。ユニオンネットの西岡です。

日常生活の中で切り離せなくなったSNS。現在では広報やプロモーションにも活用され多くの企業がSNSを積極的に利用しています。今回は、初めてSNSを利用する担当者が「どのようにソーシャルメディアを活用すればよいのか」ご紹介したいと思います。

SNSとは

そもそもSNSとはSocial Networking Service(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の略で、人と人とをつなぎ、コミュニケーションを行えるWEBサービスの事です。
ブログの様に個人が情報発信するものとは違い、コミュニティーを通じて人が密にコミュニケーションを行えることが特徴です。

企業のSNS活用、5つのポイント

企業がSNSを活用する最終的な目標は「ビジネスにつなげる」こと。
しかし、SNSは前提として「企業とお客様がコミュニケーションを図る場」であり、決して「広告・宣伝」を行う場ではありません。お客様に、役立つ情報や専門知識などの価値あるコンテンツを提供し、潜在顧客・既存顧客との信頼関係を築くことが重要になります。

ターゲットを明確にする

やみくもに投稿するだけでは、よほど担当者のセンスが良くないと思ったような効果はでません。どういった情報を届けたいのかを把握し、戦略的に取り組むことが大切です。
ターゲットを絞るにあたり以下のような事柄を参考にしてみてください。

  • 潜在顧客のニーズを知りたい
  • 自社の製品機能や品質を訴求したい
  • 購入を検討している方の後押しをしたい
  • アフターサービスの充実を伝えたい

どういった潜在顧客が多いのかがわからない場合はニーズが把握できるコンテンツを。製品や企業の認知度が高い場合は、購入・契約を後押しするコンテンツの充実を図るなど、現在の状況に合わせて投稿していく必要があります。

コミュニケーションを図る

ソーシャルメディアは双方向のコミュニケーションが図れます。
会話につながる質問などはSNSと相性が良く、例えば当選した方にインテリアグッズをプレゼントする企画を考えた場合、お気に入りのインテリア写真を投稿してもらい、それにまつわるエピソードなど書き込んでもらう事も効果的なSNS活用のひとつです。回答から顧客の傾向や好みも把握でき、次回の展開にも利用できます。

自社の専門知識を共有する

専門知識の共有はそれだけで顧客の信頼獲得につながります。色々な企業が可能な範囲で自社の情報を発信しています。専門性があるほどより貴重な情報となり、他社との差別化を図れます。

価値あるコンテンツ(人に教えたくなる)を作り出す

FacebookやTwitterを開くと様々な投稿で溢れています。 一つひとつ確認する作業でも大変な上、全く興味のない・役にたたない投稿ではファンを増やすどころか減らす事になるかもしれません。 「いい事聞いたな」「へーそうなんだ」と誰かにシェアしたくなる投稿がおすすめです。

同じ投稿は避ける

自動で同じ内容を繰り返している投稿をたまに見かけます。 同じ投稿を何度も見たいユーザーはいません。どうしても手抜きに見えますし、反応がないのは見られていないのではなく、興味がないのかもしれません。また、最近では多数のSNSを活用することも増えています。同じ内容でも投稿する型を変えるなど、工夫する事で丁寧さが伝わります。

特長別に見るSNSの使い分け

抑えておくポイントを理解できたことで、次に主要SNSの使い分けポイントや最新状況をご紹介します。

Facebook

国内アクティブユーザー数2500万人(出典:Facebookニュースルーム 2016年3月時点)
主な利用年代20~40代

世界ユーザー数が16.5億人(2016年3月末時点)を超えた世界最大規模のSNSです。 実名制で信頼度も高く、幅広い年齢層の方が利用しています。そのため様々な業種 にビジネスツールとして利用されています。
Facebookは細かくターゲティングした広告を出すことができ、戦略的に取り組めば多くのユーザーに情報を届ける事ができます。最近は若者離れを耳にしますが、まだまだメインで企業活動に利用されているSNSです。

Twitter

国内アクティブユーザー数3500万人(出典:ハフィントンポスト 2015年12月時点)
主な利用年代10~20代

Twitterはアクティブユーザー増加率では日本が世界トップ(公式発表)です。140字までの短文を気軽に投稿できることから、リアルタイム性が高く若者の利用者が多い事が特徴です。気に入った情報を「リツイート」でき、拡散力が非常に高いです。
匿名での利用者が多く率直な意見がもらえる反面、他SNSにくらべて炎上も多く発生するので、注意が必要です。
新着情報セール情報、面白ネタなど若年層に向けた情報発信が得意です。

LINE

国内アクティブユーザー数5800万人(出典:LINE株式会社 2015年7月時点)
主な利用年代10~40代

国内のアクティブユーザー数が1日3600万人と言われ、驚異的な利用率を誇っています。日常的な連絡手段に用いられるので、即効性がとても高いツールです。
LINEの利用で向いているのは、なんと言ってもクーポンの発行。スマートフォンにプッシュ通知が出るためリアルタイムでユーザに訴求する事できます。また発行できるクーポンも、友達全員配布・一回きり・期間中に何度でも利用・抽選型など幅広く用意されています。飲食、アパレル、美容室、ホテルなど実店舗をもつ様々業種に適しています。

Instagram

国内アクティブユーザー数1000万人(出典:Nielsen Mobile NetViewをもとに分析)
主な利用年代10~20代

日本でも急激にユーザー数を増やしているサービスです。スマホで撮影した写真をアプリ内で加工し、コメント付きでアップします。FacebookやTwitterなどと連携する事も可能でファッションや芸能人に興味のある若者・女性に人気のSNSです。最近では30代~40代の女性の利用も増えています。

インスタグラムは拡散機能がなく投稿が届くのはフォロワーのみです。そのため、企業が利用する場合はハッシュタグを複数付けて検索されやすいように投稿するのが一般的です。 アパレル・小売店・飲料・食品など、写真1枚でサービスを伝えられる業種に向いています。

まとめ

FacebookやTwitterなどSNSを活用したからと言ってすぐに効果がでるものではありません。SNSは宣伝を行うツールではなく、人と人がつながり、コミュニケーションを図るツールです。初めてSNSを運用するにあたって大事なことは、信頼関係を築くこと。企業や投稿者の「らしさ」「温もり」など、そこに「人」の存在が感じなければいけません。

まずは顧客の質問に答えたり、この情報は喜ばれるかな?など楽しみながら初めてみてください。

この記事を描いたひと

UNIONNET Inc. スタッフ

株式会社ユニオンネットのスタッフ。
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