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かつ丼

今回は、神戸三宮にある、かつ丼専門店のお話しです。

私は地元が神戸なのでもっぱら友達と遊びにいくとなると三宮。 初めて中学一年生の時に友達同士で外食したのがこのかつ丼。 それから28年今だ三宮へ行くことがあれば何とかして時間をつくって行こうとするお店です。

当時は5席カウンターの小さなお店、今では4店舗ほど店舗展開しており、さらに神戸だけでなく大阪にもオープンされたようです。 私が伺うのは昔とかわらない場所にある本店です。

 

お昼時は結構列ができあがっている為おすすめはお昼前の11時ごろや2時以降は比較的並ばずとも食べれます。 今だに本店には当時からいらっしゃったオーナーさんがたまに厨房に立っています。

 

その手際のよさ、味、どれをとっても人気店である所以がわかります。長い間かつ丼一筋で積み重ねた経験と職人技のような段取り、素晴らしいです。 店舗拡大するという事はこの味を継承し受継がなくてはいけません。

そこでありがちなのは、「チェーン展開して美味しくなくなった」というパターンですよね。 やはりオーナーさんの様な技術はすぐに継承できるものではないでしょう。

ただこのオーナーさんのお店が大きくなる理由は味だけではないのではと私は感じています。 本店のつくりは真ん中に厨房がありそれを囲むようにカウンターがあるので、調理風景など常にお客様の目にさらされています。

 

そして人気店なので休む暇なく、カツをあげて、カツをだしでどんぶり鍋で味付けし卵を落とし、その間に手際よくご飯をよそってお客様へカツ丼を出す。

この一連の流れが繰り返されるのだが、食べ終わり席を立つとどんな作業の途中であってもオーナーさんはお客様の顔をみて「ありがとうございました」と笑顔をくれる。まるで中学校の頃からきていたことを覚えてくれてるのではと思うような昔とかわらない心の伝わる「ありがとう」なのです。 挨拶や礼儀、感謝の気持ち、できる人ほど当たり前のことをちゃんと気持ちをこめてやっていることが多いいと私なりに思う。

そして、最近、本店に行くとオーナーでは無く若い方が厨房に立っていた。 い 正直味はオーナーとは微妙に違う、それは仕方ないだろうが、感謝の気持ちは継承されていた!席をたつと「ありがとうございました」とオーナーと同じ気持ちいいあいさつだった。

当たり前の事を当たり前にやること、それは本当に大切な事だがついつい忘れがちになったりいい加減になったりするのも事実。

 

自分にとってこのお店にくるとかつ丼が食べたくなる欲求を満たしてくれるだけでなく、そういたビジネスの原点回帰させてくれるような場所でもある。

untenna
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